ペン体測定器?
万年筆の先端辺りを「ペン体」と呼びます。
下の写真の金色の部分です。
この下を、インクが先端に向かって流れていきます。
ここの形状や長さを計りたいのですが、定規で1.0mm単位でしか計れませんし、ノギスは、両端にピッタリとあてがうことが出来ない箇所もあるので、正確な数字を出すことが出来ません。
なので、治具を作ってみました。
名付けて「ペン体測定器」 (そのまんまや・・・)。
ペン置き場として使っているケースの端に、プラ板を取り付け。
今までは万年筆が動いてしまい、すぐ終わるはずの測定に時間がかかっていました。
プラ板のおかげでペン先が固定できるようになりました。
「もっと使いやすく出来ないかな? そうだ、反対側も分かりやすくしてみよう」
と考えたのが、これ。
ペン体と軸の境目が分からないと、全長を計ることが出来ません。
今までは、そこをきっちり決めるのも大変でした。
再び、プラ板の登場。
このように下に敷いて、どこが境目か分かるようにしました。
完成品がこちら。
二つのプラ板の間=ペン体の長さ
となります。
ちょっとした工夫ですが、作業スピードは格段に上がりました。
細かい作業に限らず、道具があると作業が早くなりますね(笑)。