出なくなったボールペンインク 復活っ!
今まで使えていたのに、急にインクが出なくなった。
久しぶりに使おうと思ったら、インクが出なくてイライラした。
何てことはありませんか?
私は、よくあります(笑)。
ペン先が針のように細くなったボールペンを得意とする「OHTO」という会社があります(日本の会社です)。
画面では見ずらいですが、この軸は竹製。
ちょっと珍しいので、購入しました。
残念ながら、もう作っていないようです。
ボールペンのインクが出なくなる理由は大きく分けて二つ。
中のインクが固まってしまったか、ペン先のボールが動かなくなったか、です。
まずは、インクが固まっていないか確かめてみましょう。
使い終わった万年筆のインク入れにお湯を入れます。
写真のように一緒にバネも飛び出す時があるので無くさないよう、気をつけましょう。
ゆったり温泉気分。
いい湯ですかぁ?
約6分の入浴時間(笑)。
さぁ、どうでしょう?
う~ん、まだかすれる・・・。
もう一回やってみよう。
新たに沸かしたお湯で、再挑戦。
さぁ、今度こそっ!
10分経ちましたが、結果は同じ。
どうやらインクではなく、ペン先の模様です。
ペン先のポールを動かす方法は、いろいろな方々がさまざまな方法でされています。
・ティッシュの上で書いてみる
・何度も8の字を書く
・ぐるぐると回して、遠心力を使ってみる
「ペン先を傷めずに、刺激を与えられればいいんだよな?」
と、ネットでは見つけられなかった方法を思いつきました。
それがこれ。
「ラッピングフィルム」です。
万年筆のペン先の調整で使われるモノで、紙やすりのさらに細かい版です。
すでに万年筆で何度も使っているので、もう汚れに汚れていますが、まだ使えます。
この上で「8の字」を力を入れずに繰り返します。
角度や大きさを変えたりして、固まったボールが動くように書き続けます。
「あれ?」
急に抵抗がなくなった感覚がありました。
ペン先の動きが滑らかになった気がします。
「動いた?」
試しに書いてみると、しっかりとインクが出ました。
めでたし、めでたしです。
※ご自分でされる場合は、事故責任でお願いいたします。